28日のドル円は、先週末高値113.89から111.32まで調整、トランプラリーが一服しています。この時期はもともとドル需要が旺盛であり、昨年同様に米国の12月利上げを確実視出来る環境で、今年もドル不足になっていると考えるべきでしょう。こういった需給要因はトランプノミクスよりも重要です。1月以降もトランプ新政権への期待感で、ドルがどんどん上昇するのか注目しましょう。米大統領選以降、注目を集めているトランプノミクスですが、政策を実行すればドル高が進んでしまい、ドルが高過ぎると成り立たない政策ばかりです。米国に工場を戻すと言っても、高い人件費で競争力の低い商品を作り、ドル高で輸出競争力も最低です。結局は選挙公約の中でやれる事はやり、やれない事はやれないのでしょう。極めて少数派ですが、2017年相場は「悪い相場=リスク回避相場」と予想しておきます。
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