
(出所:外為オンライン)
17日の米国株は下落。S&P500種61ポイント安(-0.92%)、ナスダック総合192ポイント安(-0.84%)でした。為替市場は円安。
高市政権の経済政策(サナエノミクス)は、もともと矛盾しており、円と日本国債の下落リスクを放置したまま進行しています。
積極財政と日銀の利上げ牽制を同時に行えば、円と日本国債の下落が止まらなくなるリスクがあります。
ドル円は155円節目を突破、ユーロ円は一時180円をつけ過去最高値、長期金利は1.725%へ上昇しました。
日銀の利上げを牽制するのであれば、円安に対しては円買い介入によって多少の時間稼ぎをするのか?金利上昇に対しては日銀に国債を買わせるのか?不透明なままです。
運が良ければ、ドル安が起きてドル円が下落したり、極端なリスク回避によって円が買い戻されるかも知れません。今のところ円と日本国債は運任せの状態です。
今後、政府・日銀・財務省の3者会合で、対応を話し合うことになりそうです。個人的には日銀の利上げ以外に解決策は無いように見えます。
問題は日銀が半年に1回程度の利上げペースに戻し、来年夏ごろに政策金利を1.0%へ引き上げても、円安と金利上昇が止まらないケースでしょう。
金利上昇が止まらないと、まず地銀の破綻懸念が浮上し、徐々に影響が広がって行きそうです。今回は円安より金利上昇のが問題と見ています。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。


daytraderzero




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