29日までブリュッセルで開催されたEU首脳会議では、ESMから銀行へ直接資本注入で合意、ECB関与のもと銀行監督制度での合意との報道で大幅に「株高+ユーロ高」となりました。週初から独メルケル首相の「欧州共同債構想」への断固反対発言を受けユーロは売られ、スペイン・イタリア国債利回りは上昇、EU首脳会議でも何も進展しないとの雰囲気が出来あがっていたためにサプライズとなりました。実際、スペインのラホイ首相・イタリアのモンティ首相は国債市場の執拗な催促に何も持ち帰らずには終われない状況、少なくとも短期的に国債利回り上昇を落ち着かせる策は必要だったかもしれません。それでも出てきた内容にとんでもないサプライズがあったというよりは、「欧州共同債構想」が進展しないのだから「大したポジティブ材料はでてこない」とタカをくくり油断していたから大きく動いたと見ています。ユーロを売ってきた投資家が一番驚いたのは対策ではなく「値動き」だったはずです。デイトレードは+24万でした。エントリーポイントや撤退の決め方、値動きの見方などの詳細は月曜の動画で詳しく解説します。
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