先週末の米国株は大幅下落、NYダウ558ドル安(-2.24%)、ナスダック219ポイント安(-3.05%)でした。英米を中心としたUKUSA協定(通称:ファイブアイズ)側が中国ファーウェイやZTEの排除を強化、一方で中国やフランスはGoogle排除に動いており、5G導入へ向けてサイバー覇権争いが激化しています。
サイバー戦争自体は以前から行われていたものの、最近は目に見えて激化してきました。水面下の争いだったものが、表面化してきたという印象。隆盛を極めたFAANG銘柄にとって、課税や排除の動きが強まるのはマイナス材料。相場ですから絶対はありませんが、ナスダック指数(=米ハイテク株)は、長期的にトランプラリー前水準まで下げる可能性が出てきたと見ています。
今週は11日に英議会でEU離脱案採決の予定でしたが、否決の可能性が高いのか採決延期観測が浮上しています。まずは採決が可決か?否決か?延期か?を確認したいところです。延期になる場合は、今日にも何らかの発表がありそうです。一部報道によると、(離脱案が否決された場合)来年3月末の離脱期限自体を延長との観測もあり、不透明感が増しています。
何れにしても株式市場にとって良い材料は少なく、大幅なリスクオンにはなりにくい環境かと思います。為替市場でもリスク回避を意識してポジションを取って行きます。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。