10日は翌日に予定していたEU離脱案の議会採決が「延期」となりました。英メイ首相は「明日投票に踏み切れば、大差で否決される」と発言しています。いつまで延期するかには触れておらず、合意なき離脱(ハードブレグジット)懸念からポンドが売られました。採決延期を受け、ポンドドルは年初来安値を更新しています。
原油価格は下落し、ドルは上昇しました。ドル円は112円台前半が底堅く、安値から1円以上反発しました。米国株は大幅安から切り返し、NYダウ34ドル高(+0.14%)、ナスダック51ポイント高(+0.74%)でした。NYダウは24,000ドルがサポートラインとなっています。
EU離脱案採決が延期になり、FOMCを来週に控えていることから、米インフレ関連指標と米11月小売売上高に一応注目。例年通りなら、クリスマス休暇を意識した閑散相場の時期ですが、今年は米中サイバー戦争激化に絡む報道で相場が動きそうです。
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