5日は米12月雇用統計が発表されました。注目の米12月平均時給・前月比は+0.3%(予想+0.3%、前回+0.2%)、前年比は+2.5%(前回+2.4%)でした。賃金の伸びはやや加速したものの、大きな変化は確認できません。前年比が+3.0%へ向け力強く上昇して来るかが、FRB利上げ回数増には不可欠でしょう。
「力強い」とまでは言えないものの、悪い結果でもありません。今のところ既定路線の米3月利上げ、6月利上げに支障は無いという結果でした。引き続き賃金・インフレ指標に注目。国内でもバブル期を超える人手不足の中、賃上げが加速するか市場の注目が集まっています。
北朝鮮関連では年始から良いニュースが続きました。金正恩委員長が平昌オリンピックへの参加を示唆し、9日には韓国と会談を行うとの事。米韓合同軍事演習は平昌パラリンピックが終了する3/18まで行わない方針が示されました。3/18はロシア大統領選挙も重なります。
市場には当面軍事衝突は無いとの安心感が広がっています。それでも平昌オリンピック中は、テロに警戒が必要かと思います。2017年は全く動かなかった日銀ですが、そろそろ銀行が保有する国債が枯渇して来そうです。平穏な相場環境が続く時期は問題ありませんが、荒れた時にイールドカーブ・コントロールが確り行えるか注目しておきます。
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