◇今週4/18-22為替相場見通しです。熊本地震にて被害に遭われた方には、謹んでお見舞い申し上げます。先週発生した熊本地震では、大きな余震が収まらず被害が拡大してしまいました。工場操業停止が相次ぎ、インフラは寸断、観光への打撃も大きく復旧の見通しは立ちません。為替市場では、保険会社の円転観測で円高となります。株式市場は株安。もともと予定されていた週末2大イベントのワシントンG20とドーハ会合では、ルー米財務長官が日本の円安誘導を牽制、「円高でもないし、落ち着いている。」というニュアンスのコメントを出しています。ドーハ会合では、イラン抜きでの増産凍結にサウジが反対し合意できず。原油価格が急落しています。すべてが逆風となる1週間のスタートですが、28日には日銀金融政策決定会合があります。これほどの逆風はアベノミクス以降初めての事ですが、米国に釘を刺される中、デフレ脱却を大義名分に動くのかどうか注目しています。投機の円ロングも溜まっており、GW中などにどこまで下攻めが出来るかだけが当面のテーマでしょう。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。