おはようございます。17日の欧米市場では、欧州債務問題絡みで多くの材料や発言が繰り返されました。18:30頃に実施されたスペイン国債入札は不調に終わりユーロドル相場は1.34台前半へ急落をしましたが、すかさずECBによるスペイン国債買い観測で底堅い推移をしました。上昇したところでは前日の1.3557や一目の雲の下限を上抜けることなく、1.3540を高値にして再度1.34台へ下落してクローズしています。欧州債務問題がギリシャからイタリア、スペインへ波及して以降、ほとんど出てこなかったドイツ首脳や欧州財務相などが昨日になってようやく「IMF経由でのイタリア救済策」など次々と案を出してきています。これらの対策、発言やECBの国債購入によりユーロや株価は買われ、上昇したところでは売られて1.35レベルを挟んで綱引きとなりました。NYダウは米経済指標が軒並み予想を上回ったものの続落しています。トレードでは1.35台で前日の1.3557や一目の雲の下限を背にしてただ売れば利益になったというのが結果ですが、対策が多く出される上に1.34台前半が目先下抜け出来そうもない展開でしたので様子を見ています。本日は週末で見送り、ポジション調整が中心になりそうです。来週はまた金曜、月曜のニュースやチャートを見て投資戦略を立てたいと思います。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。