3日NY時間に発表された米12月ISM製造業景況指数は、54.7(予想53.8)と非常に強い結果で2年ぶり高水準。ロンドン時間午前中から「ドル買い+ダウ先物買い」が再開し、米ISMを受けドルは一段高となりました。その後はドルも米国株も荒い値動きとなり、ドル円は118.60まで上昇後→117.21まで急落する場面も。まもなく始まるトランプ新政権の政策をめぐり、当面は一喜一憂する相場が続きそうです。新興国通貨では、メキシコ・ペソ安+米ドル高が加速しており、このあたりからもトランプラリーが再開していると言えそうです。まもなくスタートするトランプ政権ですが、年末年始からすでにトランプ次期大統領の発言が次々と報道されており、投資家らはトランプ氏の矛盾した経済政策や外交政策が、上手くいくかを見る期間に入ります。「大統領就任~100日は猶予期間。」という常識がありますが、相場としては100日という期間よりもポジションの傾きのほうが重要かと思います。投資家の「米ドル買い+米国株買い余力」が、どのくらいあるのか見極めたいところです。
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