7日に発表された米1月貿易収支は、▲485.0億USDと市場予想と一致したものの、2012年以来の高水準へ拡大しました。トランプ政権は「ドイツが不当にユーロを安くし、貿易を有利にしている。」「中国も不当に元を安くし、貿易を有利にしている。」と主張しています。過去にそういった時期があったことは確かですが、現状は両国とも通貨安誘導は行っておらず、中国に至っては元高政策の真っ最中です。ドイツは「国外にある中央銀行がやっている政策」と突っぱねるでしょう。結局のところ議論は平行線のままになりそうです。市場参加者は「(トランプノミクスは)実行までに時間がかかる。」「いつになっても実行されない。」という事に気づき始めています。通商政策も然りですが、もともと政策に無理があり過ぎて、何も実行に移せない状態に陥りつつあります。また人事の遅れから、スタッフも揃わず100日が経ってしまいそうです。これまで期待だけで買い上げてきた相場が失望に変わってくるのか、それとも期待が続くのか見極めていきます。※最終的な投資判断は、必ずご自身で行っていただきますようお願い申し上げます。
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