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先週はFOMC利上げ絡みハイテク株→金融株へシフト。仏下院議会選マクロン新党が過半数を確保。投機ユーロロングさらに膨らむ。

20170619ユーロドル日足チャート
先週の米国株はFOMCでの利上げ絡みか、ハイテク株から金融株へシフトが起きました。ナスダックは軟調+ダウは堅調という流れが、今週も続くのか?一時的に終わるのか?

フランスでは下院議会選が行われ、マクロン新党が過半数を確保、投票率は最低となりました。その他、IMM投機ユーロロングが7万9千枚まで増加しています。

短期的にはユーロ買いのスピードが速すぎる印象ですが、腰を入れて買っている様子。少なくとも秋相場までは見据えた戦略に見えますし、大きく調整すれば一定の買いは入りそうです。

黒田総裁は、16日の金融政策決定会合後に開いた会見で、出口戦略に関して何らかの説明をすると見られていたものの、頑なに「(物価目標)2%へ道半ばであり、そういう段階ではない」との姿勢を崩しませんでした。これまで繰り返してきた「時期尚早」という文言は避けていました。

黒田総裁は「時間はかかっているが、2%へ向け物価の上昇が始まる」と自信を持っている様子。「2%の物価目標を達成し、安定的に推移するまで」としており、任期中の緩和解除は無さそうです。

物価に関しては、円安や原油高は追い風となるため、前年に比べると現状は大幅に円安+原油高で推移しているため、一時的には物価が上向く可能性もありそうです。ただし、円高になってしまえば、たちまちマイナス圏に沈みそうです。労働需給のひっ迫による賃金上昇に関しては、確実に起きそうですし、当面続きそうです。    

※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。

Posted bydaytraderzero

ドル急激に買い戻し、米ハイテク株は軟調!ドル、FOMC前後に昨年11/9以来水準まで売り込まれていた反動か?

20170616ユーロドル日足チャート
15日の為替市場ではドルが急反発となりました。ドルはFOMC前後に、昨年11/9以来水準まで売り込まれており、短期的には売りが一杯となっていたのかもしれません。投資家のイメージ以上にタカ派のFOMCを通過、発表された米経済指標が強かったことも追い風となり、ドルが急反発しています。

米国株はダウS&P500が小幅安、ハイテク株が軟調でナスダックが下げています。ドル円もユーロドルも、買い戻しが一巡した後は、また揉みあいに入りそうなイメージ。引き続きトレンドが出にくい難解な相場が続きそうです。

本日は、日銀金融政策決定会合、黒田総裁会見、米5月住宅着工件数、米5月建設許可件数、米6月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値が予定されています。

注目は黒田総裁会見で、出口戦略に関して「時期尚早」一辺倒を改め、どのような説明をして来るか?記者の質問も出口戦略に関するものが多くなりそうです。    

※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。

Posted bydaytraderzero

原油価格また急落!WTI原油45.72ドル5%超の下げ。ドルと米国株は小反発。ECB金融政策、英総選挙、コミーFBI前長官議会証言待ち。

20170608ユーロドル日足チャート
7日はドルと米国株が小反発。今晩からのイベントを控え、様子見姿勢が強まりました。WTI原油は急落し、45.72ドルと5%超の大幅安でした。今晩20:45ECB金融政策、21:30~ドラギ総裁会見では、「景気認識の上方修正+インフレ見通しの下方修正」という相反する発表となりそうです。

本来は「景気認識の上方修正+インフレ見通しも上方修正」となるはずなのですが、日米欧ともに景気は回復しているが、インフレ圧力は高まって来ないという状況になっています。絶対ではありませんが、ECBは緩和継続をアピールする(ハト派スタンス)可能性のほうが高そうです。

市場コンセンサスも同様であり、仮にテーパリング示唆となればサプライズ(ユーロ急騰)となりそうです。イベントを前に買っていたユーロドルは一旦利食いました。為替のポジションは閉じたまま、イベント結果を確認したいと思います。    

※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。

Posted bydaytraderzero

独はタカ派、ECBは(思ったより)ハト派が良くあるパターン。テーパリングの道筋示すか注目!8日はユーロ急反落にも一応警戒。

20170606ユーロドル日足チャート
5日の米株式市場は小幅安で終始小動き。ドルは小幅に買い戻されています。ドルインデックスは96.80、ドル円は110円台半ば、ユーロドルは1.12台半ばで推移しました。ユーロは仏大統領選以降に急速に買われ、最新のIMMユーロロングは7万枚超。ドルも既に売られているところへ、米5月雇用統計がダメ押しした格好になり、ユーロ買い+ドル売りポジションが膨らみました。

短期的には、ポジション整理が必要な環境かもしれません。また、これまでドイツは常にタカ派スタンスでしたし、ドラギECBは常にハト派スタンスを貫いて来ました。いずれはテーパリングに向かうのは必至ですが、今回テーパリングを示唆するかどうか注目が集まります。8日ECB理事会直前にさらにトレンドが進んでいた場合などは、ユーロ反落にも警戒が必要になりそうです。

昨日はサウジやエジプトなど4か国が、カタールと国交断絶したとの報道がありました。英国でのテロもあり、世界中が閉鎖的になりつつあります。米国も保護主義や移民政策などで内向きになっています。こういった閉鎖的なスタンスへの変更が、長い時間をかけて貿易・経済に悪影響を及ぼして来そうです。    

※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。

Posted bydaytraderzero

米国株揃って史上最高値!日経平均も2万円を回復。米5月ADP全国雇用者数25.3万人増、米5月ISM製造業景況指数54.9予想上回る。

20170602ユーロドル週足チャート
1日のNY市場では、米重要指標が予想を上回り、主要3指数が揃って史上最高値を更新しました。2日午前の日経平均株価も2万円に乗せています。

重要指標である、米5月ADP全国雇用者数25.3万人増(予想18.0万人)、米5月ISM製造業景況指数54.9(予想54.8)が、それぞれ予想を上回り、株高を後押ししています。

経済指標の発表時に大きな反応が無かったことから、結果に関わらず株価は上げていたと思われます。引き続き低ボラティリティのなか、米国株が「どこまで史上最高値更新を続けるかを見るだけの相場」となっています。

今年は5か月間でショック0回と、稀に見る安定相場に入っています。夏に波乱があるのか?それとも年末までじり高の相場が続くのか?やはり荒れたほうが差益は狙いやすくなるため、上下に大きく動いて欲しいところです。    

※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。

Posted bydaytraderzero