◆15日の日銀金融政策決定会合では、現状維持を8対1で決定しています。景気は「輸出・生産面に新興国経済の減速の影響がみられるものの、緩やかな回復を続けている」その他、景気認識は下方修正の方向となっています。また物価の先行きに関しては「エネルギー価格下落の影響から、当面0%で推移するとみられる」と書いてあります。昨年も9月会合と10月最初の会合では強気な見通しを変えず、10/31会合でいきなり追加緩和に踏み切っています。10/31以降では11/19と12/18にも会合があります。来春になっても追加緩和には警戒すべきでしょう。2%の物価目標に関しても2年で2%何が何でもやる→2015年度を中心とした期間→2016年前半と達成時期を2回後ずれさせています。3回目、4回目となると信任も失われ「日銀は物価目標を達成できないのではないか」となってきます。やはりどこかの段階で1度は2%を達成し、それをキープできるかという場面は必要でしょう。株式市場が催促相場に入るかどうかも向こう数か月見ておきましょう。追加緩和に追い込まれる可能性はかなりあります。差益を狙う側としては期待したいですね。
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