おはようございます。11日の欧米時間は、様子見姿勢の強いこう着相場となりました。フィッチが「ECBが国債購入拡大しなければユーロ崩壊」との報道がありユーロ売りで反応しています。メルケル首相はESM(欧州安定メカニズム)に関して増額するかもしれないと言っており、今までの「いかなる場合でも上限を引き上げない」から態度が軟化しています。こうした流れから今晩のドラギECB総裁会見で国債購入拡大に関して発言があるかどうかに注目しています。前回までは「国債購入拡大しない」と言い切っており、2回の利下げと3年物資金供給オペを実施しました。これにより「銀行にお金を回すから銀行が国債を買ってくれ」という政策でしたが、イタリアの国債利回りは高止まりし、結局は銀行もECBに預金してしまっている状況。ドラギECB総裁会見に一番注目をしながら、イタリア・スペインの国債入札、米12月小売売上高など米経済指標も交錯しますので材料の豊富な1日になりそうです。ドラギECB総裁会見に関しては発言内容によっては非常に大きなユーロショートカバーになることもあり得ますのでしっかりと引きつけてから売って行きたいと思います。売り手もゼロではないため会見中は乱高下の可能性が高そうです。トレードは+9.4万でした。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。