5日は「EUから米国への自動車関税20%へ引き上げ」を示唆していたトランプ政権が態度を軟化。駐ドイツ米国大使がVW、ダイムラー、BMW、コンチネンタル、独自動車工業会と会談。EU→米国、米国→EUの関税をゼロにするよう提案。独メルケル首相が引き下げに前向きなコメントを出しています。
市場はこれを好感してリスクオンへ、株高+円安+ドル安に振れ、ユーロや高金利通貨が買われました。懸念されていた対中貿易関税発動への警戒感も高まらず、市場では織り込み済みという声も。対中貿易関税に関しては340億ドル相当と、すでに内容が公表されていることや、上海総合指数も直近大きく下落していることから、一旦織り込み済みなのかもしれません。
今回のように市場が対中関税に警戒感を示さない背景には、金融市場全体の地合いの強さがあると思われます。時期が変われば、米中貿易摩擦が再びリスク要因として意識される時もあるでしょう。昨日のNYダウは181ドル高(+0.75%)、ナスダックは83ポイント高(+1.12%)でした。
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