19日は米税制改革法案が下院を通過しました。米10年債利回り大きく上昇したものの、ドルは上がらずユーロが堅調でした。堅調だったユーロも投機筋の買いが溜まっており、目先は大きなトレンドにはなりにくい環境です。
クリスマス休暇へ向けて市場が閑散となっていくなか、米税制改革法案の上院採決に注目が集まっています。これが無事に可決できないという波乱が無ければ、静かにクリスマス休暇入りとなりそうです。
もしも上院で可決できない場合には、円高+ドル安での反応になるでしょう。可決した時にはどの程度ドル買いでの反応があるか注目しています。
2018年のテーマは「インフレが加速するかどうか」です。テーパリングや利上げ観測が高まる展開になれば、為替市場は円安に振れる環境です。これに対し、投機筋はすでに円ショートにポジションを振り向けており、限界点を探りながらとなりそうです。
リスク要因は中東・東アジアの地政学リスク。軍事衝突が起きたり、要人がテロに遭うなどの波乱が起きれば、市場は混乱してリスク回避で反応するでしょう。日銀は総裁人事と6年目に入る異次元緩和からの出口戦略に注目しています。
専門家から2018年の相場予想が多く出てくる時期です。予想は外れる事が多いため、ポジションの傾きやチャートといった、客観的データを重視して投資戦略を立てたいところです。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。