先週末のNYダウは141ドル高、大きく戻しています。ドル相場は戻すどころか下落してクローズ。21日には北朝鮮が度重なるミサイル発射実験を行ったものの、週明けの市場は反応していません。市場は北朝鮮ミサイル発射やトランプ騒動に慣れてしまった格好です。
今週は主だった材料がありません。株価がどこまで戻るかを確認する1週間になりそうです。米大統領選のロシア関与疑惑に関しては、捜査の結果や支持率の低下からトランプ大統領が最終的に失脚しても、市場は悲観どころか好感するかもしれません。現状ではトランプ大統領の支持率低下から、減税・インフラ投資を進めようにも議会との関係は悪くなる一方です。
トランプ大統領による市場への悪影響があるとすれば、あらゆる「停滞」を招いている事かと思われます。政策不透明の時期が長引いたことから、貿易や企業の活動が停滞している懸念があります。経済の停滞が、毎月の経済指標や企業業績に悪影響を与えていた場合には、株価はピークアウトして、下げに転じると考えられます。
そのため、引き続き経済データに注目していきます。加えて、地合いを読むために、チャートにも良く見ておきます。まずは米国株が史上最高値を更新できるかに注目。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。