6日石油輸出国機構(OPEC)のヘリル議長は「原油価格は今後数週間で再び上昇するだろう。ドルが1％下落すると原油価格は4ドル上昇することから、今後のドルの推移について注目する必要がある」と地元アルジェリア紙のインタビューで語った。OPECヘリル議長は先のサウジ会合にも参加しているが、原油価格の下落を誘発する「増産」に対しては断固反対の姿勢で一貫して「供給は足りている」という姿勢を崩さない。実はこのヘリル議長こそが「原油高」の一番の原因ではないか？とさえ思うほどの強硬姿勢で今回も「今後も原油価格は上昇」と発言している。今週のドル円は104.50-108.50のレンジ相場を予想、デイトレでは安くなったところは素直に買い、高ければ売りで小動きの中少しづつ抜いていきます。
   

※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。

6日、日米首脳会談でブッシュ米大統領は「経済の強さはドルに反映されるべきだ」と述べ「ドル安是正」への姿勢を強調した。マーケットでは「米経済の回復」がドルを買う絶対条件となっており、週明けの外国為替市場ドル円相場は「一時的に堅調」を予想しておきます。ドル円は107円台に乗せる場面あり、その上は重たいと考えておきます。デイトレでは106円台は一応ロングでポジションを取っていきます。    

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欧州中央銀行(ECB)は3日、主要政策金利を4.25％へ0.25％引き上げました。注目されたトリシェ総裁の会見も「今後の利上げスタンスは中立」としたことで初めて「ドル売り」を阻止した利上げを成し遂げた格好。これを受けてユーロ/ドル相場は1.57近辺での揉み合いとなっているが依然1.6が視野に入っている「高止まり状態」で予断を許さない。08年後半も当然FRBとECBで金利動向に対して神経質な展開は続く模様で、どちらかがバランスを崩せば「秋にもブラックマンデー再来」となりかねない、原油先物相場が落ち着くまで欧米当局の手腕に期待しています。
   

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3日のロンドン市場で原油先物相場があっさり146ドルをつけました、NYMEXでも145ドル後半で来週にも150ドルが見えてきている状態ですね。個人的には「夏季需要」が大きいと考えていますが、米国の証券会社がサブプライムの損失穴埋めのため「原油先物相場」を含む金融商品を大量に販売しているようです。原油先物相場というと「目に見えない短期筋」ばかりが都合よくやり玉に挙げられますが、実際のところ「短期筋＋原油の販売側＋個人マネー＋公的運用マネー」などすべてのマネーが流れ込んでいる状態です、それでも10月には落ち着くという予想で変わらずです。
   

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9:15
来週は北海道洞爺湖サミットです、地球温暖化がメインテーマですが「せっかく集まるのでなんだかの話し合い」は裏で行われる可能性があります。来週の為替市場では大きな経済指標もなく引き続き「原油」と「米金融機関の損失拡大」が市場のテーマ。世界中で株式市場が軟調に推移しておりクロス円の上値も重そうです。

米系金融機関の損失と言えば「メリルリンチがブルームバーグの株式を20％を売却」との報道がなされています。理由は当然4-6月期の決算に対する穴埋めで「損失発表と同時に資本増強も発表する必要に迫られている」ということですね。報道では500億ドルの資本増強が必要とのことで今回の株式売却もその一部とのこと。

7月は①米金融機関の決算②原油高により株式市場の軟調推移が継続→円売りは限定されクロス円は揉み合いレンジ相場と予想しています。極端に安くなったところはしっかり押し目買いと行きたいですね、残りはドル円でデイトレを頻繁に繰り返そうと考えています。    

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