欧州中央銀行(ECB)は3日、主要政策金利を4.25％へ0.25％引き上げました。注目されたトリシェ総裁の会見も「今後の利上げスタンスは中立」としたことで初めて「ドル売り」を阻止した利上げを成し遂げた格好。これを受けてユーロ/ドル相場は1.57近辺での揉み合いとなっているが依然1.6が視野に入っている「高止まり状態」で予断を許さない。08年後半も当然FRBとECBで金利動向に対して神経質な展開は続く模様で、どちらかがバランスを崩せば「秋にもブラックマンデー再来」となりかねない、原油先物相場が落ち着くまで欧米当局の手腕に期待しています。
   

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