◇22日はベルギーブリュッセルで起きた同時テロを受け、ユーロ円やポンド円主導の円全面高となりました。空港に続き地下鉄でも爆発と伝わると円買いが強まりましたが、落ち着いてからはポンド安となっています。報道ではブリュッセル同時テロがEU離脱を後押しと伝わっていますが、最新の世論調査が離脱支持が優勢になっており、こちらを事前に読んでの売りだったのかもしれません。NY時間には、米3月リッチモンド連銀製造業指数22(予想0)のポジティブサプライズと、エバンス米シカゴ連銀総裁の「年内2回利上げ」発言を受けドル買いとなりました。今週はイースター休暇前で静かな相場かと思いましたが、突然のテロにより緊張感が高まっています。国内では第3回国際金融経済分析会合が開催され、クルーグマン教授が消費再増税見送りを提言しています。この環境での再増税はあり得ません。5月伊勢志摩サミット前後とも言われている首相会見のタイミングを計るだけでしょう。為替市場では再増税見送りは円安材料になります。
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