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ハードブレグジット懸念からポンド軟調!トルコリラ暴落も小手先の対応策しか出せず。リラ相場は過去最悪の年。VIX指数低下で米国株は安定。

20180807ポンドドル日足チャート
6日の為替市場では、ハードブレグジット懸念からポンドが軟調に推移しました。ポンドは対ドルで年初来安値を更新しています。トルコリラ暴落を受け、トルコ中銀は預金準備率の上限を40%へ引き下げました。これが焼け石に水となり、対ドルで5.4台、対円で20円台まで急落しました。トルコリラ相場は歴史上最悪の1年になりそうです。このような環境で「ナンピン買い」や「大底狙い」をやってはいけません。トルコ危機は向こう数年続く前提で、守りに入って嵐が去るのを待つのみです。ポンドやトルコリラが売られる一方、ドルは底堅い推移となりました。米国株はVIX指数低下で安定、NYダウは39ドル高(+0.16%)、ナスダックは47ポイント高(+0.61%)でした。    

※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。

Posted bydaytraderzero

9日(木)日米通商協議の初会合あり。日銀緩和長期化宣言は通商問題とセットになっていると考えるのが自然。VIX指数急低下で米国株安定。

20180806ユーロドル日足チャート
今週の為替市場では、9日ワシントンで開催される日米通商協議初会合に関心が集まっています。会合の結果が伝わってくるまでは、円を売りにくい環境になりそうです。日銀は7/30-31会合で、副作用や緩和長期化に備えた議論を開始すると見られていましたが、いきなり政策変更を発表して来ました。この日銀による「緩和長期化宣言」と今週の日米通商協議は、セットになっていると考えるのが自然かと思います。

推測ですが、日銀は当面緩和を継続して「引き続き米国債等を支えますよ」とメッセージを送ったと見ています。その上で日米通商協議初会合に挑む流れでしょう。先週末のNYダウは136ドル高(+0.54%)、ナスダックは9ポイント高(+0.12%)でした。VIX指数が11ポイント台へ急低下しており、米株式市場は安定相場が続いています。為替市場は欧州通貨がやや軟調、ユーロ円やポンド円もチャート足型が良くありません。

ユーロドルの1.15-1.18レンジ下抜けがあるか、ポンドドルが1.30をしっかりと割り込んでいくかにも注目しておきます。引き続き上海総合指数・ドル人民元にも注目。トレードはポンド円をデイトレ・スイングで売っていました。大方利食いを終えており、残りショート5枚となっています。トレード結果詳細や保有ポジションはメルマガ内でのみ公開しています。それでは今週も頑張りましょう。    

※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。

Posted bydaytraderzero

中国600億ドル相当の報復関税!人民元安誘導や米企業引き止めで対抗か?米7月雇用統計、非農業部門雇用者数予想下回ったが全体的に底堅い。

20180804ユーロ円日足チャート
3日に発表された米7月雇用統計は、非農業部門雇用者数15.7万人増(予想19.0万人増)、失業率3.9%(予想3.9%)、平均時給0.3%(予想0.3%)でした。非農業部門雇用者数が予想を下回ったものの、全体的には底堅い結果でした。悪材料になっているのは米中貿易摩擦絡みで、中国は600億ドル相当の報復関税を発表しています。

もともと中国は輸出量の違いから純粋な関税合戦では勝ち目がありません。そのため人民元安誘導や米企業引き止めなどで対抗していると考えられます。人民元安誘導には金価格を利用しているとの情報もあり、人民元安を止めようとしている演技っぽい行動も伺えます。仮に中国が人民元安誘導をやっていないとすれば、クドローNEC委員長が過剰な反応を示している説明がつきません。

トランプ政権は、米国内企業の海外進出を阻止してきました。同時に海外に進出している企業の国内回帰も促していると思われます。そのためのレパトリ減税でしょうし、企業も駐留軍も回帰の方針なのは明らかです。米国企業が中国の工場を畳み、米国本土に設備投資して工場を作った場合、雇用が中国から米国へ移動する事になります。

「企業の海外資産はドルで保有」と言われていますが、本格的に撤退するなら固定資産の売却が必要になるでしょう。そうなれば人民元安+ドル高は大きな障害になってしまいます。ドル高が進む環境にはありますが、トランプ政権が何らかのドル安政策を出してくる事に警戒しておくべきでしょう。特に米中間選挙へ向けた秋口には、ドル急落への警戒が必要になりそうです。    

※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。

Posted bydaytraderzero

BOE全会一致で利上げ決定!ポンド小幅上昇後に急反落。今後の利上げ急がず、インフレオーバーシュート容認か。アップル時価総額1兆ドル。

20180803ポンドドル日足チャート
2日の為替市場では、20時ちょうどの英金融政策イベント(スーパーサーズデー)に関心が集まりました。英中銀は政策金利を0.50%→0.75%へ利上げ、9対0の全会一致となりました。0.25%の利上げに関しては市場予想通りだったものの、全会一致は予想以上の結果となりました。ポンド相場は利上げを受けて一時買いが優勢、今後の利上げを急がない姿勢を見せると急反落しました。利上げで「ポンと上昇して反落」というのは、大方予想された値動きだったかと思います。
20180802ポンド円デイトレード
米株式市場では、アップルの時価総額1兆ドル突破が話題でした。NYダウは7ドル安(-0.03%)、ナスダックは95ポイント高(+1.24%)でした。今晩は21:30米7月雇用統計、23:00米ISM非製造業景況指数が発表されます。例年であれば、来週から夏枯れ相場となりますが、今年は秋に米中間選挙を控えているため、夏季休暇中でも日米通商交渉や米中貿易摩擦絡みの材料が出てきそうです。    

※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。

Posted bydaytraderzero

FOMC9月利上げ示唆。トランプ大統領2,000億ドル相当の中国製品に25%の関税提案。アップル最高値、トルコ制裁→対ドル5.0突破へ。

20180802ドルトルコリラ日足チャート
1日はFOMC声明が発表されました。「経済は力強いペースで拡大」など、タカ派姿勢を維持して9月利上げを示唆しました。一方で、トランプ大統領が「2,000億ドル相当の中国製品に10%→25%の関税提案」と伝わると、リスク回避となりました。ドル円は日銀金融政策決定会合から112台前半まで上げ幅を拡大したものの、トランプ大統領の関税提案を受けて111円台前半まで下げる場面がありました。

重要指標は、米7月ADP全国雇用者数21.9万人増(予想18.5万人)、米7月ISM製造業景況指数58.1(予想59.5)でした。米株式市場ではアップルが好決算を発表し、過去最高値を更新しました。NYダウは81ドル安(-0.32%)、ナスダックは35ポイント高(+0.46%)でした。また、トランプ大統領は自宅軟禁中の米国人牧師アンドルー・ブランソン氏の解放がされない場合、大規模制裁を課すと表明しています。

これが投機筋の格好の売り材料となってトルコリラは急落、対ドル5.0の大台に乗せてきそうです。    

※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。

Posted bydaytraderzero