週明け17日のNYダウは51ドル安、18,086ドルでクローズしています。現在の金融市場はリスク「オン」か「オフ」か?質問すれば誰も答えられない環境になっています。まさにコンセンサスの偏りなき相場です。原油価格も株式市場も方向感が出ず、株式市場はひたすら薄商いが続いております。これまでFRB、ECB、BOJの金融政策でやってきた相場が、金融政策が動かなくなった事を受け、相場も膠着していると見て良さそうです。今週は20日にECB金融政策とドラギ総裁会見があります。今回は変更なく、12月会合にて債券買い入れ延長をしてくるというのがコンセンサスです。欧州の銀行を見る限り、マイナス金利深掘りはもう無さそうな環境。来年はECBも日銀もテーパリングを意識する段階に入りそうです。日銀もすでに量的緩和の拡大は放棄しており、量から金利へシフトしています。マイナス金利を深掘りする追加緩和では、銀行収益も株価も押し上げられず、円安効果に至っては全く無いでしょう。来年こそ株安の始まりなのかもしれません。
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