◇12日は、ブラックアウト期間直前というタイミングで、急遽講演となったFRBブレイナード理事の発言に注目が集まりました。ブレイナード理事は完全にハト派スタンスを維持、9月利上げ観測は消滅しています。これを受け、ダウは239ドル高、ドルインデックス95.0ポイントとなっています。9月利上げ確率は15%まで低下しており、来週利上げしてしまうとネガティブサプライズになってしまいます。市場との対話を重視するイエレンFRBが、織り込ませずに利上げに踏み切る事は考えられません。9月利上げは見送り、12月までに株価が下落した場合には、FRBは2度と利上げ出来ない可能性もあります。昨日の米当局者ハト派発言や、9月FOMC利上げ見送りは、米株式市場にとっては買い材料となります。そのような環境の中、どこまで上値を伸ばせるのか注目しています。18,000ドルを終値で割り込むと嫌な雰囲気になりそうです。見えているところでは、米大統領選に注目しています。
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