◇5日はレイバーデーのためNY市場が休場でした。雇用統計後に104円台へ上昇していたドル円は、黒田総裁講演を受け下落しています。ドル円は引き続き日足雲の攻防になります。今晩レイバーデー明けから、本格的に秋相場が始まります。ジャクソンホール講演前後ではタカ派発言を繰り返していた米当局者が、雇用統計通過後もタカ派発言を維持するかに注目しています。少しでもトーンダウンなら9月利上げは無いでしょう。2週間後の会合では、日銀にも注目が集まっており、総括的な検証後に発表される政策に期待が高まっています。黒田総裁は、早期に物価目標2%を達成するために何が必要かを検証すると言っており、何らかの新しい政策が出てくるのかもしれません。ただし、日銀が政策によって円安トレンドを作れる時期は過ぎており、一時的な反応の後は円高方向へ動きそうです。投機筋の円ロングが溜まる中、どこまで下押しができるのか注目しましょう。金融政策と言えば、今週は8日にECBが金融政策を発表します。ECBも今年いっぱいで手詰まりになるでしょう。
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