おはようございます。27日のNYダウは339ドル大幅高、12208ドルで引けています。為替市場では大幅に「ドル安+円安」が進みギリシャデフォルトを織り込んでいった下げ相場が終了しました。26日10時間に及んだEU首脳会議では直前になって「また決められない」という雰囲気になったものの、東京時間午前中になって「銀行団とギリシャ債のヘアカット率50%で合意」との報道で事実上ギリシャは債務不履行(デフォルト)、銀行は損失が確定したことで一定の区切りがついたと思います。9月以降欧州債務問題に関して様々な会合やイベントがありましたが、結局のところ季節要因で9・10月に株安+リスク回避となり、カレンダー通りに10月が今年の安値となりそうです。
この先もギリシャ関連の報道は年末まで続くと思われますが、今のところ株高+ドル安+円安の流れが続きそうです。11月に入ると投資家の関心は米FOMC、米10月雇用統計など米国のイベントや経済指標に関心が移りそうです。株や豪ドルなどリスクオン方向へロングになっているポジションは年末まで保有しても良いかもしれないですね。ドル円相場だけは「ドル安+円安」の中で読みづらい通貨ペアかと思います。ギリシャ危機にタイ大洪水でも打撃を受けていた時には日本にとっては介入の大義名分で溢れていましたが、ユーロ円が上昇しているためこれから円売り介入では欧州が納得するはずもなく、ダウ12200ドルに比べ日本株だけがまた9000円台と大幅に出遅れる結果になったのは残念。
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