【米4月雇用統計失業率9.0％に悪化も良い結果か】株価もドル円も踊り場入り。外為オンラインウィークリーコメント20110509

2011年05月09日10:09
先週末に注目された米4月雇用統計は、失業率が9.0％、非農業部門雇用者数24.4万人増となりました。失業率は市場予想の8.8％より悪い結果、非農業部門雇用者数は18.5万人増よりも良い結果となっています。4日に発表されたADP全国雇用者数が市場予想を下回っていたうえに、新規失業保険申請件数も40万件超えが続いてしまっている事から、週末の雇用統計に対しても悪化観測が高まっていました。バイアスが下にかかっていたことから、表面上はまちまちの結果でも印象としては好感される結果だったと思います。値動きは発表直後からダウ先物は急騰、ドル円も81円手前までは一気に買われましたがその後は上げ渋り。独シュピーゲル誌の「ギリシャがユーロ離脱」との報道が流れると大幅なユーロ売りとなり、ユーロ円の下落や米国株が上げ幅を縮小したことからドル円も下落、80円台半ば～後半で引けています。今週は株価もドル円相場も大きな方向感を決めるような材料はなさそうです。株価は踊り場入り、ドル円も横ばいで小動きを予想しています。ドル円は突発的な材料で70円台に下がってくる場面があれば、少し買って戻りを狙いたいと考えています。また先週後半に大きく動いたユーロ相場の動向も良く見ておきたいと思います。それでは今週も頑張りましょう！※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

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※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は必ずご自身でお願いしたします。