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おはようございます、10月の金融危機が落ち着きを見せた直後に「自動車危機」が来ました。トヨタ自動車は6日、通期営業利益予想を6000億円へ下方修正、想定為替レートも確かドル/円103円、ユーロ/円140円台へ修正しました。ユーロ140円台大丈夫?という感もありますが、トヨタとしては通期営業利益予想の6000億円はギリギリの数字でむしろこれに合わせた「希望的為替レート」と言えそうですね。6日10%以上下落したトヨタ株は7日も下落が予想され10/28の2860円を意識する動きも「2番底で底割れはなさそう」と考えています。米著名投資家ウォーレンバフェット氏が昔から繰り返し述べているとおり、自動車会社の経営は難しく、どんなに有能な経営者でも「世界的に消費が減速したら打つ手なし」となっています。そもそも人生で1番高い買い物は「家」2番目は「車」が大勢をしめる世の中で、「お金がない」「ローンも組めない」では家と車は売りようがない状態。高景気には「経営の神」と崇められた方々も、その「神に祈るだけ」銀行でローンが組めるまでは消費マインドが改善しても家と車は売れません。従って自動車産業の経営陣は工場を閉鎖して減産し、期間従業員から削減をして嵐が去るのを待つので「雇用」に深刻な打撃を与えます、このGMなどビッグ3問題がオバマ新政権の緊急の課題となりそうです。ZEROの見解では「最後は助ける」と予想。7日は米雇用統計(失業率・非農業部門雇用者数)が発表されます、大注目はGM(ゼネラルモーターズ)の第3四半期決算発表で米東部時間の7日午前10時半、日本時間8日午0時半にホームページ上で発表を予定、英語が読めない方は外為どっとコムのニュースで、その後レイ・ヤングCFOが電話会見というスケジュールになっています。
思ったより下落しないドル円相場ですが、これはリスク回避時に「円買い+ドル買い」となっているためです、ストップロスも一度切られていますので下落はゆっくりを予想、96.00と94円台ミドルを抵抗線にみています。10月のブログ記事でも11月前半は「円高」を予想していました、ドル円以外の通貨ではまた円高が加速しており心配されますが、まずは2番底ということで、株も為替も今のところ「底割れ」までは予想していません、ドル円のデイリーチャートを掲載しましたが、プロのディーラーであれば「ほぼ予想通りの足形」になっていると思います、戻りの高値をドル円100円、ユーロ130円、豪ドル70円、ダウ10000ドル、日経10000円ということで、戻りを試してダレてきている状態、最近の相場は折り込みが速いので、大統領選前に「ご祝儀」で上昇→大統領選直後から「売り」となっていますので、自動車・雇用問題も来週火曜には落ち着いていると予想します、安値揉み合いながらも壊滅的な下落にはつながらいと予想しています。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。