22日は前向きなニュースが目白押しとなり、大幅なリスクオンとなりました。まずライアン下院議長が税制改革に関して楽観的な見通しを示し、マコネル院内総務は連邦債務引き上げ問題に関して、「失敗する可能性はゼロ」と自信を示しました。
オバマケア代替法案をなかなか通せなかったトランプ政権に対し、税制改革と債務上限引き上げ問題が懸念材料になっていたことから、市場に安心感が広がるニュースとなりました。
北朝鮮関連でも、米韓合同軍事演習が始まったにも関わらず、北朝鮮は動きを見せず、「もう少し様子を見守る」とした後は完全にトーンダウンしています。
これに対し米ティラーソン国務長官は、北朝鮮の行動を評価し、対話に向けて大きな前進をしたとしています。
好材料目白押しとなったのも確かですが、これまでドルショートやユーロロングなどを積み上げていた投資家から、ジャクソンホール講演を前にポジション調整が起きたとも考えられます。株に関しても、直近の下げからの買戻しが入っているだけかもしれません。
秋相場になれば、9月半ばまで北朝鮮が具体的な行動に出ないかどうか?米税制改革に関して議会をスムーズに通せるか?米債務上限引き上げが上手く行くか?など結果が出てきます。これらが予定通りに行くか、それとも暗礁に乗り上げるかで、秋相場の方向が決まりそうです。
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