5日の米株式市場は小幅安で終始小動き。ドルは小幅に買い戻されています。ドルインデックスは96.80、ドル円は110円台半ば、ユーロドルは1.12台半ばで推移しました。ユーロは仏大統領選以降に急速に買われ、最新のIMMユーロロングは7万枚超。ドルも既に売られているところへ、米5月雇用統計がダメ押しした格好になり、ユーロ買い+ドル売りポジションが膨らみました。
短期的には、ポジション整理が必要な環境かもしれません。また、これまでドイツは常にタカ派スタンスでしたし、ドラギECBは常にハト派スタンスを貫いて来ました。いずれはテーパリングに向かうのは必至ですが、今回テーパリングを示唆するかどうか注目が集まります。8日ECB理事会直前にさらにトレンドが進んでいた場合などは、ユーロ反落にも警戒が必要になりそうです。
昨日はサウジやエジプトなど4か国が、カタールと国交断絶したとの報道がありました。英国でのテロもあり、世界中が閉鎖的になりつつあります。米国も保護主義や移民政策などで内向きになっています。こういった閉鎖的なスタンスへの変更が、長い時間をかけて貿易・経済に悪影響を及ぼして来そうです。
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