24日の米国株は5日続伸。ロシアゲート疑惑を受けた今年最大の下げを埋め、史上最高値を再び更新しています。今後しっかりとチェックしていく必要がある米経済指標は、米3月住宅価格指数が+0.6%(予想+0.5%)、米4月中古住宅販売件数557万件(予想565万件)となりました。直近の経済指標から、北米では自動車も売れない、家も売れないという状況。
強い経済指標は極めて強い状態を保っているものの、半分程度は予想や前回を下回っている印象。実体経済は悪化しつつあると言えます。それでも株式市場と実体経済は完全にリンクするわけではなく、株だけがどんどん上昇しているのが実態です。経済指標の悪化は、時間差で株式市場に効いてくるかもしれません。
FOMC議事録(5/2-3分)では、直近「年4回の利上げもあり得る」と前のめりになっていた一部コンセンサスが後退。「やっぱり3回」へと戻っています。FOMCは直近の経済データの悪化は「一時的」としており、その証拠を待ちたいと伝えています。こういったFRBの姿勢から、今後もドルは大きく上昇しづらいと見られています。
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