◆3日に注目を集めたECB金融政策は、中銀預金金利を0.1%引き下げ-0.3%へ、債券購入プログラムの期限を6か月延長、月額600億ユーロを据え置きとなりました。事前の市場コンセンサスでは、中銀預金金利を0.1%もしくは0.2%引き下げ、債券購入プログラムの期間延長、購入額の増額まで予想されておりユーロ相場も欧州株式市場もこれを織り込んでいただけに大きな失望売りで反応しています。特に「資産買入れ増額無し」はネガティブサプライズであり、メルマガで伝えていた通り全体的にドイツ勢の反対に遭った模様。もともと一枚岩ではないECBは今後も期待と失望を繰り返しそうです。10/22ECB理事会以降に売りが溜まっていたユーロ相場は、一気に巻き戻し400ポイント以上の暴騰となりました。トレンドが反転したというよりも10/22から売って12/3で買い戻すトレードが行われただけの印象。これで2015年のトレードを終えた海外勢は多そうです。独DAX指数は400ポイントの暴落、ドルインデックスは97.63へ暴落、NYダウは252ドル大幅安となりました。年内12/15-16FOMCが残りますが、この先はドルもユーロも難解でしょう。2016年を見据えてポジションを取るべきでですね。
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