◆2日の為替市場は材料が多く、ドルもユーロも乱高下となりました。WTI原油は急落し40ドル割れ、NYダウは158ドル安でクローズしています。米11月ADP全国雇用者数21.7万人増(予想19.0万人増)と予想を上回っており、週末発表される雇用統計の期待を高める結果となっています。イエレンFRB議長はワシントンエコノミッククラブで講演し、これまで同様に12月利上げ開始へ前向きな発言が出ています。ドルはしっかり、豪ドルは原油価格が大幅下落している割には底堅い値動きが続いています。対円、対ドルでポンドがかなり弱い動きでした。今晩もイエレンFRB議長議会証言、米11月ISM非製造業景況指数などドル絡みのイベントもありますが、なんといっても投資家の関心はECB追加緩和の内容とドラギ総裁会見です。おそらく最大限考え得る対策や予想以上の政策を出して来ると思われます。イベントでユーロが急落した場合には、その後の値動きに注目しましょう。明日の米雇用統計でもドル買いが加速したとして、7日以降はその勢いも無くなりドルが天井圏という可能性があります。3大イベントのECB追加緩和、米雇用統計、FOMCを通過したあとの値動きが大切です。為替も株も商品も相場環境は当面変わりません。チャートとポジションの傾きを良く見て行きましょう。
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