◆7日は週末の国民投票結果を受けたギリシャ新提案を協議するためにユーロ圏財務相会合とユーロ圏首脳会議が開催されました。ところがギリシャは新提案を書面で持たず口頭でつなぎ融資を要請、驚いた市場は一気にリスク回避となりました。もともと上海株の大幅下落でコモディティが急落するなか、ギリシャも新提案が無いと判明、ショックを助長する結果になっています。日本時間夜中に開催されたユーロ圏首脳会議を受け急激にユーロが値を戻す場面もありましたが、基本的にはリスク回避の円高+ドル高+株安となっています。1日でかなり荒い動きをしたことで上下のストップロスをこなし相場が壊れたような状態になっています。また週末に重要な決定があるとなれば過去2週が暴落スタートだったことからリスクの取れない環境のまま夏枯れに入ってしまいそうです。この数か月間ギリシャに振り回された金融市場でしたが、ギリシャとEUの交渉はまったく展開が読めません。完全に通過するのを待つしか無さそうです。
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