◆12日のNYダウ・S&P500は史上最高値を更新、為替市場でも円安が加速しています。円相場にも大きな影響を与えるNYダウは16,500ドル付近では過熱感が感じられず一旦この史上最高値更新の流れに入って行きそうです。ダウの上昇は6年目に入っておりますが、永遠と上げ続ける相場はありませんから価格が未知のレベルへ上昇して行く中、どこかの段階で売りと買いが逆転します。現状はVIX指数も12ポイント台前半とリスクオンに対して非常に良好な環境になっています。現時点でのリスク要因は皆無と言えるでしょう。次のリスク要因が浮上するまでにどこまで上値を試せるかを見ていく時期に入っています。ダウの上昇が続けば今月中すぐに高値を売って利食いに転じると予想しています。円相場もそのタイミングで方向が変わるでしょう。    

※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。

◆ドル円日足チャートは、2/6以降3か月以上101円を割り込んでいません。2/4年初来安値100.75から下にはストップロスが3か月分溜まっていると考えるべきで割り込めば100円を大きく割り込むトレンドになるでしょう。上方向は目先、米4月雇用統計で急騰した103.02がポイントとなっています。その上は1円や50銭ごとにポイントとなるでしょう。円相場全体では、ドル円がトレンドを伴って動きださないと大きな動きとなりそうにありません。5月中は米国株動向が鍵になります。時間が経っているウクライナ情勢や予定されていた消費増税は材料にならず、上に放れるにも下に放れるにも「何か新しいテーマ」によって動くと考えております。もしくは動き出したことに合わせて短期筋が材料を持ち上げてくる可能性もあります。いずれにしても今週・来週で動きますから油断してはいけません。    

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◆来週5/12-16為替相場見通しです。市場は予定していたビックイベントをすべて通過し、いつも通り発表される経済指標をみながら次のテーマを探す時期に入ります。投資家が何を手掛かりにするかで今後のトレンドが決まってくるでしょう。これまで政府・日銀が対策や発言をする度に「円安＋株高」で反応してきたアベノミクスですが、昨年までに比べると投資家はアベノミクスへの期待度が下がっており、いつまでも買いで反応するか怪しくなってきています。法人税減税などの成長戦略や日銀追加緩和に関しても投資家の期待を超えるポジティブサプライズがあるとは考えにくく、対策の発表で売られることに注意すべきでしょう。他にもリスク許容度に敏感な円相場は米国株の動向にも注目、ダウが史上最高値更新に入っていますが、これが反落してくると円高が加速、史上最高値更新中は円安と見て売買していきます。    

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◆9日の為替市場では前日に続いてユーロ全面安となりました。ドラギECB総裁の会見以降は他に材料がないことから「ユーロがどこまで売られるか？」以外にはない相場でした。5月も一通りのイベントを通過したことで投資家が次のテーマを探しに行く時期に入ります。ここでどのようなテーマを投資家が見つけてくるかで今後のトレンドが決まってくるでしょう。トレードでは欧州通貨の下げで追加ショート（円買い）のポジションを利食いました。スイングトレードでは今年68万円の利食い。今年はあまり為替相場に動きが出ていない年ですから資金800万を＋20％＝＋160万×2口座（外為オンライン・クリック証券FX）を達成すれば良いと考えています。今年もスキャルピングの利益が大きいです。相場が大荒れの時代になればデイトレが一番利益になるでしょう。この先は何か新しいリスク要因が飛び出して「円全面高」となることを期待しておきます。何も出なければVIX指数12ポイント台という超安定相場の中、円安＋株高方向へじりじり上昇していく流れでしょう。投資家はまったく動かないドル円相場などに油断しており、動けば慌てるでしょう。来週以降、注目の2週間に突入です。なっています。    

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