30日の欧米市場では、RMBS不正問題に絡む和解金が54億ドルで済むというAFP報道を受け、ショートカバーが強まっています。ダウは164ドル大幅高となり、29日のドイツ銀からヘッジファンドが資金引き揚げたとの報道で売られた分をほぼ埋めています。今週はドイツ銀行を中心とした欧州銀行経営不安から、再度売り直しとなるか注目。もともと140億ドルの支払いになると見ていたマーケット参加者は皆無であり、54億ドルでも経営不安は続くでしょう。3日(月)はフランクフルトが休場、今週の上海市場は国慶節のため休場となっています。中国初の悪材料は出にくい1週間であることからも、欧州銀行関連と米重要指標に注目が集まりそうです。
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