◇1日23:00に発表された米8月ISM製造業景況指数は49.4(予想52.0)と予想を下回り、今年2月以来となる節目の50を割り込んでいます。この結果を受け、ドルは急落、米株も売られましたが、ダウは引けではプラス圏を回復しています。米当局者は「完全雇用」を繰り返しており、発言内容から「今晩の雇用統計が良い結果ではないか?」という思惑もありそうです。このパターンでネガティブサプライズになった事があるため、結果を確認するまでポジションを取らないほうが無難でしょう。今晩21:30注目の米雇用統計は、非農業部門雇用者数18.0万人増、失業率4.8%、平均時給+0.2%の予想になっています。失業率はあまり重要視されないでしょう。非農業部門雇用者数は10万人以上あれば、4週平均で20万人くらいになるはずであり、一桁の伸びやマイナスの時がネガティブサプライズとなります。平均時給はかなり重要な指標で、これが予想を下回ると、低インフレ観測につながり、9月利上げの根拠に乏しくなります。結果を受けた9月利上げ観測と米ドル・米国株の値動きに注目しましょう。
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