◇15日のNY市場では、堅調な米CPIを受けドル買いとなりました。ドルインデックスは98.22へ上昇、WTI原油は37.35ドル、NYダウは156ドル高でクローズしています。月半ばの短期トレンド転換というパターンが良く見られており、単にそういった動きなのかもしれません。いずれにしても市場はFOMC前のポジション調整を完全に終えており、9年半ぶりに利上げサイクル入りとなる歴史的FOMCを待っている状態です。政策金利は0.25%→0.50%へ0.25%の利上げ確実。来年以降の利上げペースをメンバーの金利見通し(ドットチャート)やイエレン議長発言から探ろうとしています。今晩のイベントを受けたドル相場の値動きは乱高下の可能性が高いでしょう。あとは市場コンセンサスである「緩やかな利上げペース」に対してどの程度タカ派かハト派かという結果で値動きが決まることになります。直後に日銀金融政策決定会合があるものの、ここでの政策変更は無さそうです。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。