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おはようございます。4日に発表された米8月雇用統計は失業率は悪化、非農業部門雇用者数は改善とまちまちの結果となりました。マーケットの反応は、発表1分前にフライングで売りが入りショート逆指値と新規売りを誘い92.28まで急落。売っている側が想定するほど悪くない結果となり買い戻し、売られる前のレベル92.90と93.00ではショートがすべて踏み上げられ「プロの墓場」となりました。デイトレでは、事前の記事で「値動きはこの4カ月では一番一方的になりにくいと予想しています。」と書いていたように警戒感は強めており、結果が良かった場合に高値をつかまないようにと事前に92.90、92.86でロング→悪かった時に備えストップを92.80、92.70に設定。加えて新規ショートの逆指値を92.75、成り行きで92.74ショートとしました。
その後はフライングで下げたことなども考慮し一旦利益になっているところで全部決済+96,000円。ポジションがなくなったところで先に結果を確認→失業率は9.7%へ悪化、非農業部門雇用者数は-21.6万人で予想より良い数字→「売り込まれるほど悪くない」ということで一旦様子を見ました。全戻しになった92.80-85で新規ショートを入れようとしましたが、踏み上げのスピードが速く運よく弾かれポジションを取る前にどんどん上昇していく展開、スタート地点を超えたことでショートはあきらめ様子を見ています。
トータルの感想としては「非常に厳しい相場」でした。おそらくこれで「雇用統計は止めよう」とか「相場は怖い」など、1回の敗戦で大きなダメージを受け、次に大きなトレンドに発展し「誰でも大勝の場面で動けない」という展開になる方が多いと思います。私の場合は1年12回、3年36回の雇用統計に同じスタンスで参加した場合「どうなのか」を考えておりますので来月以降もいつものスタンスで恐れることなく淡々とトレードします。トレードは1回の結果ではなく全体の確率に賭けるゲームだからです。
今回は負けてもよい相場だったことは間違いありません。プロでも92.90と93.00に墓標を並べているハズです。私たちはこれを乗り越えられるか試されているだけです。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。