19:45
こんばんは、高金利通貨で日本人の実に99%以上がロング(買い)ポジションを持っている南アランドですが、今年は電力不足による鉱山の操業停止を受け暴落しました。外為ドットコムの売買比率をみると以下の状態になっています↓
2008/01/15 0.8% 99.2%
2008/01/16 0.7% 99.3%
2008/01/17 0.5% 99.5%
2008/01/18 0.5% 99.5%
2008/01/21 0.7% 99.3%
2008/01/22 1.4% 98.6%
2008/01/23 1.2% 98.8%
2008/01/24 1.3% 98.7%
2008/01/25 1.1% 98.9%
2008/01/28 1.3% 98.7%
2008/01/29 1.3% 98.7%
2008/01/30 1.1% 98.9%
2008/01/31 1.0% 99.0%
2008/02/01 1.0% 99.0%
左がランド売り、右がランド買いの売買比率ですが、1/22以降はそれまで0.5~0.8%だったランド売りが1.0%を超えています。12月中も1.0%を超えたことはありませんでしたので、投売りとなっているのがわかります。
南アフリカ電力危機の今後ですが、27日に南アフリカ政府と鉱山会社が協議し、採掘再開時に備えたメンテナンス用の電力供給のみ行うことが決まりました。当初は「4週間は採掘はできない」と言われていましたが、プラチナ、金、レアメタルで生計を立てている国ですから政府も頑張ってあと数日で採掘再開と予想しています。
尚、電力不足自体は2015年まで継続すると言われており、インフラの弱さを露呈する結果となりました。ランド円が久しぶりの13円台を付けるなど、安くなっていますが万一クロス円の円高や株安からのリスク回避が起きた場合のことを考えてあえて買い増しはせず静観したいと考えています。
というのも、クロス円の全面円高であればある程度「買い時」の予想がつきますが、電力危機では今後経済に及ぼす影響が良くわかりません。どちらかというと14円台は買えば儲かりそうと考えているのですが…。やはり利上げムードである以上は時間をかけて巻き返して来ると考えるのが自然と思うのですが様子見としてみます。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。