
(出所:外為オンライン)
8日の米国株は下落。S&P500種79ポイント安(-1.57%)、ナスダック総合335ポイント安(-2.15%)でした。為替市場は円高。
トランプ関税が本格的に始動するなか、一部の国との交渉は始まっているものの、税率引き下げには時間がかかりそうです。
米株式市場は値幅が出ているものの、過去の暴落に比べると、本格的なパニック相場(狼狽売り)にはなっていません。
恐怖(VIX)指数が80ポイントを超えるのが、過去のパニック相場(コロナショック、リーマンショック)の特徴です。
米株式市場の問題は、景気が悪化しても物価が下落するか不透明なこと=スタグフレーション懸念です。
現時点では複数のFRB当局者が利下げに慎重な発言をしており、景況感の悪化や株価の下落に対して行動をしない可能性が浮上しています。
スタグフレーション懸念による米株安+米債券安が長期化した場合には、本格的なパニックに発展するかも知れません。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。