26日はドル全面高となりました。今月開催されたFOMC、ECB理事会、日銀金融政策決定会合を受け、金融政策スタンスの違いが鮮明になっています。主要3中銀の中で唯一タカ派に傾いたドルが底堅い推移。来年夏ごろまで金利据え置きを表明したユーロは上値が重く、円は物価上昇の勢いが無くなった事が確認され、出口戦略が遠のいています。投機筋もドル買いへ舵を切っている模様。
FRB・・・年3〜4回の利上げ→年4回の利上げへ。
ECB・・・来年夏まで金利据え置きを表明。
BOJ・・・直近、物価上昇の勢いが弱まった。
FRBは年内あと2回の利上げを予定しているものの、来年は政策金利の水準が高くなってくるため、さらなる利上げが必要なのか?という議論が中心になっていくでしょう。FRBの利上げは今年が最も多い年(年4回)になり、来年以降はペースダウンしていくと予想しています。米株式市場は、NYダウ30ドル高(+012%)、ナスダック29ポイント高(+0.39%)でした。
NYダウは反発したものの、日足200日線を下回っています。今週この200日線を回復できるか?それとも下方向へ崩れるか?注目しています。市場が売り材料として意識しているのは、やはりトランプ政権の強硬な通商政策です。米通商問題絡みの発言や報道に反応してしまうため、ドルも円も短期的に難しい値動きになりそうです。
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