30日は米入国制限による混乱を受けリスク回避となりました。トランプ大統領は、「(空港の混乱は)デルタが悪い。」と一蹴しています。NYタイムズに対しても「廃刊、偽ニュース。」と暴言。為替市場に関しては、旧正月で休場している中国との貿易・為替・外交のやり合いや、米自動車・製造業からのドル高是正要請のほうが影響は大きいでしょう。ニュースや報道では、トランプ大統領の手法はビジネススクールで教えているやり方との解説が目立ちますが、領土問題や国益を交渉する外交と、ビジネスでは相当な開きがあると考えられます。いずれにしても入国制限による混乱だけでは、完全に相場が崩れることはないと予想。さらなる材料が出てくるまで、ドルも米国株も揉み合いをイメージしておきます。本日は日銀金融政策決定会合後の黒田総裁会見に注目が集まっています。引き締め(テーパリング)観測があるものの、「悪いことは言わない。」のが黒田総裁のこれまでのスタンスです。記者の質問をどう交わすのかですね。市場は日本の自動車産業を心配している雰囲気があり、日米首脳会談でもこれに関する協議がありそうです。為替や自動車で「ジャパン・バッシング」にならない事を祈るのみです。
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