13日のダウは114ドル高で7連騰、終値は19,911ドルで2万ドル大台に迫っています。買い手はここまで来れば、最低でも2万ドル乗せまで買い上げたいところでしょう。米株式市場はトランプノミクスを過度に織り込みに行っています。トランプ新大統領就任以降は長い下げトレンドへ向かっていきそうです。トランプ政権としても、ここまでハードルが上がってしまうと、市場の期待に応えるのは困難です。企業業績もすでに大幅改善を織り込みつつあります。実際に企業業績は良くなると思われますが、事前予想通りの改善では株価は割高になるかもしれません。ダウは今週末まで上げれば、2万ドル大台乗せの達成感や、クリスマス休暇前という事情から、上げどまってくるでしょう。
ドル円に関しては、今晩夜中4時に発表されるFOMCの結果次第となりそうです。全体的にタカ派的なトーンになれば、一時的なドル急騰が起きるかもしれません。株式市場や労働市場を見る限り、どう見ても景気認識は強気な見解が示されそうです。利上げペースも上げていく必要があり、こちらもタカ派トーンになるでしょう。問題の「過度なドル高」に関しても、ドル高+株高になっているうちは、容認する可能性があります。ドル高+株安の相関が出始めると、ドル高牽制が始まりそうです。予想外にFRBが慎重姿勢でハト派的トーンだった場合には、一時的なドル急落の可能性があります。それでもドル買い遅れ組がそれなりに買ってくる事も予想され、ドルは乱高下になるでしょう。いずれにしても、FOMC結果と値動きを確認してから、次の予想をすべきです。
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