16日のダウは54ドル安、ドル円は108円台へ小反落しています。先週の米大統領選以降の上げが急だったことに対する調整の範囲は出ません。本格的な逆流が起きるのは、トランプ新大統領就任以降でしょう。ドル円は小反落したものの、ドルインデックスは上昇し100.44ポイント。財政出動→インフレ期待と言っても、長期ドル高へ向かうには発射台が高過ぎるでしょう。まずはドル円111-112円レベル、ユーロドル1.05レベルを見ておきます。トランプ勝利で「円高+株安」という大方の予想は外れたわけですが、メキシコが大変という予想だけは当たっています。このままドル高+メキシコペソ安が進行してしまうと、ドル建て債務の支払いにも苦慮して破綻するでしょう。兎にも角にも高過ぎるドルは様々な問題を引き起こします。財政出動→インフレ期待→ドル上昇が長期化するほど甘くないと考えております。
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