23日のダウは131ドル安の18,261ドルでクローズ。直近上昇の反動で健全な調整と見られています。実際に米国株式市場が下げに転じる兆候はまだ無く、上昇トレンドが継続していると考えて良さそうです。それでもダウは昨年の史上最高値18,351ドルと変わっておらず、上昇はゆっくりという印象。10月調整には警戒すべきでしょう。いまだ原油価格の動向に株式市場が振り回されており、新しいテーマが無い事を裏付けています。投資家は週明け26日ヒラリーVSトランプ第1回TV討論会と、26~28日OPEC非公式会合に注目をしています。特にテレビ討論会に関しては、投資家でなくとも関心が高いイベントでしょう。討論会の印象で世論調査も動くでしょうし、10月は米大統領選も大詰めとなります。現時点では現実味のないトランプ大統領誕生ですが、本当に現実味を帯びて来た場合には株式市場を中心にリスク回避となるでしょう。そろそろ新たなテーマや材料も出てきて欲しいところです。ドル円は100円割れが見えてくると、本邦当局者から執拗な口先介入が入って来ます。裏側では100円を割れては困る、余程の事情があると見えます。政府は政策で観光に力を入れていますし、GPIFも負けっぱなしだと政権に打撃になりそうですし、デフレ脱却への障害になっている「将来の不安」を増幅させてしまいかねません。今後もこの傾向は続きそうです。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。