◇16日のドル円相場は一時100円を割り込み、99円台半ばまで下落する場面がありました。その後、ダドリーNY連銀総裁からタカ派発言が飛び出すと、9月利上げ観測が浮上し、ドルが買い戻されています。イエレンFRBは「利上げ時期に関して投資家に的を絞らせない。」という戦略でここまで来ています。そのため、9月利上げの可能性がないとする投資家に対して、コンセンサスを微調整してきた可能性があります。今後も米当局者らは、毎回の会合で協議しやすい環境を作りに来るでしょう。そして実際に利上げしたい場合には、昨年12月同様にタカ派トーンを強めて市場に織り込ませに来るはずです。米ドル相場は、タカ派ハト派混在の発言が繰り返されることで、方向感が無くなりそうです。NYダウは反落し84ドル安。特に下落に転じたと言える兆候はなく、引き続き史上最高値がいくらになるかを確認するのみです。
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