◇27日夜中に発表されたFOMC声明では、「経済見通しに対する目先のリスクは後退した。」が盛り込まれ、前回よりもタカ派の声明になりましたが、投資家が思ったほどタカ派に傾かず、最終的にはドル安となりました。9月利上げ示唆はなく、早期利上げ観測は後退しています。2015年はフォワードルッキングで利上げを示唆してきたイエレンFRBですが、今年は米大統領選に配慮していそうです。ある意味、ヒラリー候補が圧倒的有利ではないため「邪魔できない。」とも受け取れます。米大統領選に関しては、トランプ候補が勝たなくても、支持率が拮抗するだけでリスク要因になるでしょう。国内では本日から日銀金融政策決定会合が開催されます。物価の基調が下落しており、2%の達成時期後ずれさせるのも限界です。日銀は何もしないわけにもいかないが、やっても効きそうにないというジレンマのなか、金融緩和が有限ではない事を示さなければなりません。極端な政策に踏み切る事を期待しておきます。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。