◇25日のダウは77ドル安、原油価格が下落し、ドルは堅調に推移しています。今週は日米金融政策イベントが注目を集める中、積極的な買いは無くポジション調整が中心。原油安+ドル高が再燃し、株式市場も元気がありません。注目のFOMCが今日から2日間開催されます。英国民投票の結果を受けてハト派に傾いていた事から、これまで以上にハト派に傾いていくとは考えにくく、年内利上げの確実視や、早ければ9月利上げの可能性を嫌気する格好になりそうです。FRBが利上げを躊躇するとすれば、米大統領選が11月に迫っている事でしょう。おそらくFRBとしては、トランプ大統領誕生を歓迎しないスタンスですから、このタイミングでの株安はマイナスです。これに配慮しないのであれば、タカ派に傾くと考えるべきです。さらに注目の日銀は、物価目標2%達成時期の先送りももう限界です。物価の基調は下落しており、原油価格のせいにも出来ない今、追加緩和は必至の環境です。仮に日銀が今回追加緩和できないとすれば、緩和策の限界よりも米国の許可が得られないという事でしょう。このあたりも米大統領選絡みとなります。
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