◇26日の為替市場は「円安+ドル安」でした。21:30米3月耐久財受注+0.8%(予想+1.9%)、除輸送用機器-0.2%(予想+0.5%)と予想を大幅に下回っています。アップルの決算も悪く、米国経済はまったく強くないが、他の先進国より明らかに強いという状態です。米決算の悪さ、米経済指標の悪さが、FRBへのハト派観測に繋がり、株式市場を支えています。また、米ドライブシーズンへ向けた季節要因から原油価格が堅調。WTI原油は44.04ドルへ上昇しています。堅調な原油価格も株式市場を支えています。大切な事はほとんどが季節要因であり、OPECがどうしたとか、イランがどうしたという事はあまり関係ないというところです。今晩夜中3:00には、FOMC声明が発表されます。普通に考えれば、これまでと変わらない「すべて経済指標次第。」という声明になりそうです。FOMCは基本的に利上げ時期を特定されないように濁してくるスタンスです。しかしながら、投資家のコンセンサスとズレが生じている時には、これを修正してくる傾向もあります。現状コンセンサスが12月に1回というハト派に傾き過ぎている印象です。その意味でコンセンサス修正のためのタカ派声明に注意が必要ででしょう。4月利上げはあり得ませんが、必ずしもドル安イベントではなく、ドル高イベントになる可能性があるという事です。
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