◇29日に注目を集めたイエレンFRB議長講演では、完全にハト派の発言となりドル安+株高で素直に反応しています。NYダウは17,633ドルで年初来高値を更新、ドルインデックスは95.15へ低下しています。FOMCはハト派の金利見通し→ドル安、その後の米当局者は口を揃えてタカ派発言→ドル高、イエレン議長はハト派発言→ドル安と市場を翻弄しています。まるでFOMCメンバーの金利見通しに対し、過剰に反応している投資家を牽制するような行動で、煙に巻かれているような展開です。それでも何だかんだとダウは年初来高値ですから、4月以降も堅調に動いて売り場を提供して欲しいところです。当面は4月利上げ観測が後退するでしょう。今週発表される一連の米経済指標にも注目しましょう。ドル円は狭いレンジで推移、やりようのない環境です。インパクトのある材料や、トレンドが出るのを待つしかありません。今年はとにかく選挙の年です。国内の選挙、英国民投票、米大統領選と市場でも材料になりそうです。
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