◇22日週明けの為替市場はポンド安でした。ポンド/ドルはリーマンショック以来となる7年ぶり安値へ急落しています。6/23に国民投票が予定されている英国はロンドンのジョンソン市長が離脱支持を表明、これを受けポンド売りとなりました。ドル円はまったく動きが無いものの、112円台後半で止まっており昨年12月と比較して約10円の円高水準で推移しています。ここで落ち着いてしまうと企業が大幅な想定為替レート引き下げサイクルに入ってしまう事から、物価上昇が道半ばの日銀にとっては最悪の展開。政府の「過去最高の企業業績うんぬん」とは言えなくなります。一方でドルは強くドルインデックスは97.39で高止まり。つまり円高になっているという事です。G20は期待どころか「通貨安競争に対して牽制」が出てくる可能性もあり、日欧のマイナス金利政策も是非が議論されるかもしれません。こうなるとドル円と日経平均を持ち上げる材料が無くなります。3-4月に自然に地合いが好転し、良い地合いのなかで政府・日銀の合わせ技を待つしか無さそうです。
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